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楽しませて・喜ばせてあげること

どんな犬種にもいえるのですが、愛犬が【楽しい】【嬉しい】気持ちにさせ、興味を示す時に、色々な命令を教えますと、意外と数回もしくは一度だけで覚えてしまうものです。
その中でも特に喜びを見せるのは、【おやつ】と【遊び】でしょう。その中に色々な命令を取り入れていけば良いのです。
犬は人間の言葉を覚えるのではなく、飼い主のその時の表情・仕草・行動・感情をまとめて覚えるのです。
例えば、【待て】をさせる時、言葉で「待て」と命令しながら、手のひらを広げて目の前で制します。
それを繰り返し行うと、いつの間にか「待て」という言葉と、「手のひら」の合図のどちらでも反応を示します。
【来い】も同じように、両手を広げて差し出し、「来い」と命令すると、喜んで走ってくるようになれば、
「両手を広げて」合図を送っても、喜んで近づいてきます。
訓練の基本は、まず喜びを与える事から始めます。
ボールで遊ばない子は、ボールで遊ぶ楽しさを教えます。ボールに興味を示さない場合、色々な方法がありますが、
一番興味を持つ【おやつ】を座らせて口の側にいくよう投げて与えることをくり返し、
上手くキャッチしたとき、「よしよしよし」と、優しく落ち着いて声をかけて前胸を撫でてあげることを繰り返し、次はボールでやってみます。ボールに反応するようになって、目で追いながら銜えようとします。
落ちても銜えたら「よしよしよし」と優しく声をかけ、それをくり返すことによってボール遊びの楽しさを認識させます。
すると、ボールを高く上げたとき、この子達は自然と座って待つようになります。
必ず目を見て接します。愛犬はアイコンタクトを取ってきます。これも立派な「上下関係(服従訓練)」の築き方の1つです。
こうやって「楽しんで」覚えさせることが大切です。
愛犬の目の輝き方が違います。1点に集中しています。
そこで「命令」を実行すればもっと楽しいことが起こるということを認識させていけばいいのです。
思い切りボールを投げると、元気良くボールを追いかけて取りに行きます。
ボールを銜えると「来い」と命令しますと、喜んで戻って来ます。そこで「よしよしよし」。
そして「放せ」と命令し、命令を聞けば「よしよしよし」。
離さない場合、無理矢理取りながら「放せ」、それから「よしよしよし」。
そして手を高く上げ、同じ事をくり返すのです。
次第に飼い主の言葉やとる行動や命令など色々なことを覚えていきます。
いくら命令を聞かなかったからといって「体罰」はよくありません。
それは認識させる方法を飼い主が間違っているから、覚えが遅いのです。
「体罰」を行いながら「命令」を覚えさせると、その行動に「不安」が混じった仕草を見せます。
「楽しませて」教えると、その行動に「自信」いっぱいの仕草を見せ、愛犬の喜びを感じ取ることができます。
そうやって教えるのです。
ただ、命令の中でも、「イケナイ」「ダメ」といった愛犬の行動に注意を与える場合は、
愛犬を楽しませてはいけません。思い切り地面や壁、棒などで大きな音をたて、「ダメ」と注意します。
すると、「ダメ」の言葉を聞くと、愛犬は行動を止め、飼い主を意識した行動をとるようになります。
言ってみれば「感情を態度でぶつける」のです。決して体罰は必要ありません。
メリハリを付けることによって、愛犬の飼い主に対する意識が変わり、
「この人は普段は優しいけれど、怒ると怖いぞ、ただ者ではないぞ」と認識していくうちに、
いつの間にか「上下関係」ができ、「信頼関係」を築き上げることに繋がります。

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