ホワイトシェパードの繁殖について
「飼育しやすい」を考えた交配を行っている為、(もちろんスタイル重視の)
両親も心の広いホワイトシェパードを選び交配をおこなっています。
すると、どうしても交配時に色々と不都合なことが起こるのです。
特にこの画像の子SONICKには、相当手を焼きます・・・。
「意欲」・・・・これがあまりないのです・・・。
ホワイトシェパードの交配依頼が増え続けていますがこの子が頑張ってくれないと・・・。
どうしても台雌の機嫌を伺うのです・・。
特に初めて交配を経験する子で、警戒心のある子との交配は手を焼くことがあります。
台雌が嫌がり、この子を咬んだりしても、怒らずになだめるように接していき、気にして意欲が湧かなかったり・・・。
ですので、交配時には檻の中でずっと過ごすのです。
それで何とか頑張ることができるのです・・。
逆に台雌の方に意欲があり、自分から近寄ってくる子は、非常に楽なのです。SONICKは何度も頑張ります。
ただ、警戒心の強いホワイトシェパードには・・・、相手のことを気遣いすぎるのです。
SONICKのようなホワイトシェパードは、繁殖に向いていないのです。
「心が広い=許容範囲が広い」つまり、何をしたって怒らないのです。相手の気持ちを読み取ってしまい、それを気にして・・・ダメなのです。
それと、依存してしまうのです・・。「助けて」とばかりに人間に頼ってしまい、
相手となるホワイトシェパードを数人がかりで押さえつけ・・・・。
「一般家庭向き」の性格をしたホワイトシェパードなのです・・・。
それともう一頭交配依頼のあるホワイトシェパードのオスがいるのですが、
その子は普段はとても優しいホワイトシェパードで、やはり一般家庭向きの性格をしています。
ですが、ガッツがあり、何をされても追いかけ回すのです。交配する際、非常に楽な子なのです。
わずか数秒相手の台雌を持っていれば済むのです。
台雌の機嫌を伺うような子ではなく、繁殖にはとても向いている性格です。
それとひとつSONICKに困ったところがあり、相手となるホワイトシェパードは、少々後ろ脚が立っていて、
SONICKには適していないスタイルを持っているのです・・・。そのような子達には砂や板を使って高低差をつけて対応します。
さらに陰部の造りが少々変わっているホワイトシェパードもいます・・。
SONICKのジャーマンシェパードらしさが裏目に出てしまうのです。
そのような場合が多く、数人がかりでの交配となってしまいます。
一般家庭犬としては非常に優秀な性格なのですが、繁殖には向いていない性格をしています・・・。
上の画像をご覧下さい。見学に訪れたかたに対しても、このようにリラックスした表情を浮かべるのです。
いわゆる【笑顔】です。
とても飼育しやすい反面、繁殖には適さない子なのです。それがホワイトシェパードSUPPER SONICKです。
ホワイトシェパードの出産
ホワイトシェパードの出産は比較的安産で楽なのですが、
出産時に、どうも私を頼ってくるらしく、私が同じ部屋にいると、次の子が産まれてこないのです。
一般家庭犬としてみると優秀なのですが、繁殖を考えていると、そのような性格は男の子も女の子も大変なのです。
ですから、ホワイトシェパードの出産の場合、私が付き添うことがほとんど出来ません。
陣痛が始まって子犬が出だしたときに時々呼んで貰い、その後を手伝ったりしますが、
私を見ると、後の処理をしないので、やはり子犬が初乳を飲むまでは、私が近づいたりしないようにしています。
頼ってくるのは良いのですが・・・。
私達の所では、繁殖としてではなく、家族として飼育しております。
ですから色々な子達と一緒に過ごしており、静かでゆったりとした環境の中、のんびりと毎日生活させておりますので、どうしても一般家庭向きの性格に成長してしまいます。
愛情一杯の子に成長します。しかし、頼りにしてくるのです・・。
しかも、ホワイトシェパードは、1度「この人だ!」と決めた人に対しての忠誠心は素晴らしく、たとえ家族の中でも、一人と決めた人に対しては、他の家族の人以上に忠誠を誓います。
そうやってお互いの愛情を深めていくと・・・・・・頼られてしまうのです。
【依存性】とは少し違った感じなのです。きっとそれが【信頼】なのでしょう。
ホワイトシェパードの子育てとリーダー
ホワイトシェパードの子育ては、【母犬】がおこなうもの。
きっとそう思われていることでしょう。
ですが、私達の所では、ホワイトシェパードの群れの子達全員がおこなうのです。
これが他の犬種の犬舎や他犬舎でも、あまり見ることの出来ない光景だと思います。
獣医さんから往診に来て頂いた折、「こんなにして子犬が噛みつかれたりしない?」と、
少々訳の解らないことを尋ねられたのです。
生後35日くらいの子達を、成犬達や子犬達と一緒に屋外で過ごさせています。
その光景が不思議なのだそうです。
「余所では別の犬(成犬)が、かみ殺したり、噛みついたりして良く運ばれてくる」のだそうです。
「ウチではそういったこと今までに一度もありませんよ」そう答えています。
それで色々と調べてみたところ、母犬が子犬(赤ちゃん)の面倒を見なかったり、母犬がかみ殺したり、別の成犬がかみ殺したり・・・。
成犬同士で殺し合いの喧嘩になったりと、随分とあるようです。
野生の世界でもそういったことがあるかというと、・・・ないですよね?
これは【犬の言葉を知っていない】ため、【心が未熟】のため、起こっている事ではないかと考えております。
早くに親兄弟と引き離された子犬というものは、【犬の言葉】を教えてもらえないまま成長します。
それがボディランゲージです。
犬という生き物は、感情を微妙な仕草で表現することの出来る子達なのです。
それが相手の感情を読み取ることができないため、そのような喧嘩に発展するわけです。
確かに、犬種の持っている性格もあります。凶暴さを増す為の交配を行ったり・・・。
それで起こりうる場合もありますが、基本的には【言葉】なのです。
幸いなことに私達の所では最初の段階から【言葉】と【経験】を大切に成長させておりましたので、殺し合いの喧嘩はまずありません。
ですが、一方的な喧嘩はあります。それはといいますと、困ったことに私への愛情からなのです。
私の愛情が他の者に移ったと気付き、そのイライラが募り、ちょっとした下位の子達の行動にイライラし、他の下位の子達へ感情を向けるようになったのです。
他の者とは、恥ずかしいことに私の妻なのです。そのようなつもりも無いのですが・・・。
私に対し一心に愛情を注いでいた子達が、そのように受け止めてしまったようで、それからというもの、「お前達が一番だ」と、
そういう気持ちや言葉で接するようになると、不思議と収まったのです・・・。
不思議だと思われませんか?愛犬も人間と同じように嫉妬するのです。
ただ、男の子達の場合、発情期を迎えた子がいたりすると、上位の子が一方的な喧嘩をしかけていきます。
こればかりはどうしようもなく、その様な時、発情している子を私が独占する形で、部屋の中で一緒に過ごしています。
私と一緒にいると、不思議と怪我をすることがないのです。
面白い話です。
あと、怪我をする場合、リーダーの言うことを聞かない子です・・。
犬の群れではリーダーが絶対なのです。