ホワイトシェパードMONE
毎日この子達と過ごしていると、不思議な行動を観察することができます。
その中でも画像の子MONEは、群れのリーダー犬であり、最も優しい母犬でもあり、私の最も信頼するパートナーでもあります。
この子のとる行動は他の子達と比べ、非常にのんびりとして優しい心を持った一般家庭飼育向きの代表犬といっても良いほど、非常に飼育しやすい子なのです。
一番私の心を読み取ることのできる子で、私の顔色ひとつですぐに表情を変えます。
ご見学に訪れた方に説明している最中、喜び興奮したこの子は、下位のBEAUTYやSONICKとじゃれ合います。
その光景を普段見慣れている私達は、楽しそうに遊んでいるとしか思っていないのですが、
初めて大型犬をご覧になった方は、きっと喧嘩していると思われたか、激しい動きに驚いていらっしゃるようです。
その様な時、私が睨みつけると、急に動きを止め、姿勢を低くして私を見詰めながら、ゆっくりと様子を伺いに近づいてきます。
そして許しを請う仕草を見せに来るのです。
この子と私の関係は、非常に深いものがあり、絶対に他の誰からでも揺るがすことのできない信頼関係を持っています。
ですので、お互いの気持ちをはっきりと理解し合うことができるのです。
こうなると人間としか思えなくなってしまいます。
この子の性格は、
【優しさ】【明るさ】【認識力】【観察力】【理解力】【落ち着き】【勇敢さ】【心の余裕】・・挙げればきりがないほど、実に良いものをたくさん持っているのです。
この子の生活には、特に制限を設けておらず、すべて【自由】を与えることのできるくらい信頼しています。
ドアを開けたままで自由に屋外へ行くことも出来るのですが、もし行く時は、必ず敷地内でトイレを済ませるくらいで、トイレが済むとすぐに戻ってくるくらいですから、外に出て行っても心配しなくてすむのです。
何故か交配に来た子達がこの子に対しては積極的に近づいて行くのです。警戒心が強い子でも、この子の側に行きたがるのです。
別の犬種の子犬達もそうなのです。気が付けばMONEのお腹で気持ちよさそうな表情を浮かべ寝ているのです。
ですから、この子にはまったく心配せずに済むのです。
不思議な行動1
この子が出産後、離乳食を与えるくらいの子犬の成長時に、見ることのできた行動なのですが、
授乳中でしたので、この子にキッチンで茹でた鶏肉を与えていたところ、ある程度食べると急に動きに落ち着きが無くなり、しきりに外に出たがったのです。トイレかと思い、群れの子達が排泄している場所へ行くことが出来るように、ドアを開けたところ、
ドアから出ていくといきなり立ち止まり、口の中からポトリと何かを落としました。
すると一斉に他の子達が群がり、その落とした物を奪い合いしたのです。
そして中に戻り、またキッチンへと帰っていくのです。
残っている鶏肉をまたくわえて運び、そして仲間達の所に行ってポトリと落とし・・。
それをくり返すのです。
他の子達にも充分に食事を与えておりますし、特に栄養面を考慮したものを与えておりますので、
栄養不足の子などひとりもいないのです。
はっきり申しまして、余所と比べると非常に食費がかかっている自信があるほど、良い物を与えているつもりなので、まず栄養面で考えられる行動ではありません。
現にアバラ骨が確認出来ないほどの子達ですので、痩せていることはなく、むしろ太り気味の体型をしている子達なのです。
それでも、他の子に与えているのです。
この時期に他の行動もとりました。
それは吐き戻しです。
一般的に吐き戻しという行為は、野生の中でしか見ることの出来ない行動です。
一般家庭で飼育されている犬は栄養が行き届いているので、目にすることのない行動なのです。
それを7頭の子犬達に吐き戻しをして与えていたのです。
1度ではありません。日に数回くり返すのです。
どう見たって丸々太った子達なのです。MONEの授乳の様子を見ながら一日に4~5回与えていましたし、
サイトにも書いておりましたとおり、今までで一番良い子達でしたので、その行為が心配になり、
もっとも小さい子犬を動物病院に連れて行き、診察して頂いたところ、「良く成長しているし、寄生虫もいない」とのお墨付きをいただいたにも係わらず、そのような行動をとるので、悩んでいましたところ、翌日からはそのような行動をとらなくなったので安心しておりました。
この成犬に鶏肉を運ぶ行動を見せたのが夕方で、吐き戻しを行ったのも、その日の昼間、夕方、翌日の正午あたりと、2日間のみで、別の日には見ることの出来なかった行動でした。
その時は、非常に穏やかな表情と行動でした。
子犬を産んだ母犬は、非常に優しい顔・性格になるのですが、この時が最も母犬らしい表情をしていたことを記憶しています。
さらに妊娠中の母犬の近くに鶏肉を落としていたのも記憶しています。
この母犬が産んだ子も、頭数が少なかったせいか、すべての子がいつもより大きくてずっしりと重い子達でしたので、母犬の栄養不足は考えられません。
今までの観察の中で、このような行動は初めての経験です。
行動の意味が未だによく理解していない出来事の1つです。