犬のしつけ

犬のしつけ

しつけについての考え

【犬に人間社会について学習させる】
本来ならば、「座れ」「伏せ」などといった命令もしつけに入れてしまいがちですが、私達は【しつけ】とは、【人間社会で生きていく為に必要な知識を認識させる】ことだけを【しつけ】として考えております。
「トイレのしつけ」も訓練として考えております。「トイレを上手にさせる訓練」なのです。
本当の意味での【しつけ】とは、物を認識させることだと考えております。
人間は危害を加えないということを認識させたり、人と犬の上下関係を認識させたり・・。
つまり犬の社会から人間の社会へ適応させる為の認識力を更に広げる為に行うのが、【しつけ】であると考えて記載しております。

認識力の幅を広げる為に

あらゆる事を経験させましょう。例えば【騒音】に対して「自分に危害を加えない」ということや、【他人】が「自分に危害を加えない」ということなどを認識させるのです。
方法は簡単です。【犬が興味を持って喜ぶ】に仕向けるのです。
例えば【人】に対して、怖がったり威嚇するような子は、家族でない【人】に協力して貰い、その子の好きな「おやつ」などを用意して、その【人】に与えて貰うのです。最初は警戒するかもしれません。ですから飼い主の横に立ってもらい、目の前に投げて与えて「おやつ」を与えることから始めます。それから段々と直接手から渡すようになり、「座れ」をさせて与えたり・・・。
まずはおやつに対して興味を持たせ、おやつを食べることが出来る喜びを与え、【人】は危害を加えないということを徐々に教えながら認識力を高めさせると良いのです。
いきなり嫌がる子を触れさせる事は、その子に対して更に悪いイメージを【人】に持ってしまいますので、焦らずにゆっくりと認識させてください。

色々な環境を経験させる

散歩中、急に立ち止まって何かを見ている事がありませんか?そんな時、愛犬の横に座り込み、愛犬の右側を包み込むようにして観察させて下さい。
右側というのは、ほとんどの子達の利き腕側なのです。恐怖を感じたりすると右側を壁に寄せたりする行動を見たことがあるはずです。
恐怖を感じている子には、こうやって落ち着かせる方法を用い、ゆっくりと観察させましょう。
その時、吠えたりした場合、すぐに愛犬のマズル(口部)を覆うように軽く掴み、低い声で「ダメ」「静かに」と教えて下さい。
愛犬が観察して認識力を高めるだけではなく、飼い主が「ダメ」と教えて、認識力を高めてあげて下さい。
人通りが多い場所、犬が多い場所、交通量が多い場所、電車が通る場所、踏切の音、海、川・・・・、色々なところで愛犬が落ち着いて観察出来るようにしてゆっくりと観察させて下さい。

それでもダメな場合

おそらく、しっかりとした上下関係、信頼関係ができあがっていないのでは?
しっかりとした上下関係と信頼関係ができていれば、愛犬は吠えたくてもじっと我慢します。
信頼関係・上下関係の築き方は、別ページをご覧下さい。

ホワイトシェパードとつきあっていると

群れで飼育すると一斉に吠え出します。これはどうしてもクセになってしまっています。
以前は吠えもしなかったのですが、1頭が訓練所から警察犬としての訓練を終え、帰ってきました。
すると、その子が吠えるものですから、皆一斉に吠え出すようになってしまったのです・・・・・。
当犬舎は日本全国から見学にお越しの方が多く、その際最初は一斉に吠え出します。
そして柵の中に入ってみると・・・・・、静かになります。そして甘えるために近づきます。
大きな体を寄せてきては「触って!」「撫でて!」と要求してきます。
人は危害を加えない生き物として認識しているからなのです。
最初「ワン!ワン!ワン!」と数回吠えて尾を振り振りしていますが、訪問者と触れあえるようになると「ウォン!ウォン!」に変わります。甘えの入った要求の吠え方になります。
見ているととても面白いものです。
現在、ご見学の方に「おやつ」を与えていただいております。「口でおやつを銜えてあげてみてください」というと、さすがにそれはできないようです。
そんな風にやっていると吠え方も変わってくるのです。甘えの入った吠え方に変わります。
最初は「ワン!ワン!ワン!(誰か来たぞ!)」の吠え声が、段々と「ウォン!ウォン!(早く○○して欲しい)」といった吠え方に変わっていくのです。
そしてご見学の方が群れの子達と触れ合っていると、必ずやきもちを焼く子がでてまいります。
すると超甘えたがり屋の子に対して、「ウ~・・!」と近づき追い払うのです。
それでも超甘えたがり屋の子は、甘えに行くものですから、さらにやきもちを焼くのです・・・・・。
やきもち焼きに育ててしまった私達が悪いのですが、こればかりはどうしようもありません。
それはこの子達のトップに立つ私自身が相当の甘えん坊&やきもち焼きだからなのです。
愛犬は飼い主の心を写す鏡なのです・・・・。信じられないかもしれませんが、愛犬は飼い主と同じ様な性格になってしまうのです・・・。

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